企画賞    『ぎりぎりの本屋さん』・(共著)・講談社・2018-10
         まはら三桃・菅野雪虫・濱野京子・工藤純子・廣嶋玲子

* 贈呈式は、11月29日(金) 中野サンプラザ にて。
   (新人賞を含む受賞者と関係者には10月中旬に御案内の予定。その他の参加者も、歓迎いたします)


  どんな本?。  こんな本。

今年の8月で、戦後74年になる。戦争当時のこどもで生き残った人たちは今、おじいさん、おばあさんになっている。
おじいさんは中国に残され、中国の人に育てられた、いわゆる中国残留孤児だった。戦争による親子の離散と、家族の絆を描く。こどもが読み易いように良く練られた表現と説明、ストーリーの展開などが斬新である。
後世に残したい作品である。
ゆいは、2年生。
えんぴつや消しゴムの貸し借り。ちょっと変わった、ふでばこを持っている。
ちょうちょは、さなぎからかえり、やがて空へ。
ともだちや生き物の命についての、ドキドキがある。
夢にあふれた童話である。。
恐い夢をみた、もぐらくん。
そこで、こぶたくん、りすくん、かえるさん、のみんなで、ふとんをつくる。
とんがりより、みんな<ふかふか>がすき。
ふかふかには、やさしさと安心がある。それに、あったかい。
干したふとんに飛び込んだり、寝転んだりした昔のこども(つまり、おとな)にも、おぼえがある。
ものごとに対する、まっすぐで、やわらかな表現が、人の心をひきつける。
<童謡集>とあり、曲に乗せられることを願った詞の数々であるが、まだ音符はない。
広い意味での詩集と解釈し、飛び立つための詩集賞とした。
<シネマ>とは、シネマスコープ(映画)の意味。
母を新潟市に残し、父とともに佐渡の祖母の家に引っ越した中学生の史織。念願の映画館を自宅に作る祖母や、新しいクラスメイトと出会う中で、自分が本当に好きなことや居場所を見つけていく。
2020年に、東京で2回目のオリンピックが開催される。
体に障害がありながらも、努力による優れた力と知恵の技を競う、パラリンピック競技も開催される。家族と共に積極的に行動してきた、車いすバスケットの選手の姿を記録している。
小さな古い本屋さんをめぐって繰り広げられる物語。
5人の作家によるリレー形式の共著で、<ぎりぎり>が共通のキーワードになっている。
若い作家たちの想像力と力量を感じさせる、競いながらも、コンビネーションのとれた企画である。

   2019年度「児童ペン新人賞」発表  2019.7.22童話部門・新人賞
田村香代子「うみぼうず」

童話部門・佳作
小野みふ「春風スカーフ」
きくちさちこ「まほうのクレヨン」

詩部門・新人賞
該当作なし

詩部門・佳作
月森千花子「音のしおり」

*贈呈式:11月29日(金)18時から中野サンプラザにて
 (第5回児童ペン賞贈呈式と同時)
*贈呈式のご案内状は10月中にお送りいたします。

関係者の近著

鈴木茂夫詩集 『こどな』(モノクローム・プロジェクト)

こどもとおとなの間が、〈こどな〉。
若い頃の作品や、少年詩といえる柔軟な作品を集めた詩集である。
戦後のこどもの心と、その記憶を記録する。
(著者の後日談) <こどな>という言葉の発生年を記録するものでは、おそらく最古であろう。
 今は、<こどな幼稚園>などの名もあり、嬉しいことだ。 NHK-Eテレも、大人が主役の「オドモTV」などという、変形名の番組を放送しているが、

 「ちゃんちゃら、おかしい。こどもの命は、大人よりも重い」
 と。

漆原智良・著 『かがやけ! 虹の架け橋』(アリス館)

2011年の東日本大震災から、今年で8回目の3.11を迎える。
忘れてはならない、これは3人のこどもを失った夫婦と、その後の生き方を記すドキュメントである。
自分に何ができるのか。そのとき、協力の手を差し伸べてくれた

FC2携帯変換について
->続きを表示
<-最初へ戻る
◆ツール
◆設定
▲上へ
このページはFC2携帯変換によってPC向けのページが携帯電話向けに変換されたものです
Powered by FC2